2024年05月06日
USSSスナイパーライフル その1
今更ながらUSシークレットサービスのスナイパーライフルに挑戦です。や、実はずっと前にArchwickのMK13エアガンを買ってほったらかしにしてまして。最近はTP9とかコンパクトガンに魅入ってたのが、また1周して長物に戻ってきました(笑)リニューアル後のミニギャラリーに飾れたらいいな~(願望)
とはいっても性質上、あまりクローズアップされることがないので資料集めはやっかいです。いつも通り雰囲気だけのぼんやりLEにしつつ楽しんでいこうと思います。カウンタースナイパーチームはCSと略され、特殊作戦部(スペシャルオペレーションズデビジョン)の所属です。大統領に随行したりホワイトハウスの屋根に常時配置されていたりします。
応募にはユニフォームドデビジョンで最低2年の勤務が必要で、選抜では各種テストのほか、高所恐怖症に対する適性なども必要です。着用しているバッジがエージェントタイプではなくUDなのもこれが理由です。同じ特殊部隊であるCATと混同されがちですが、実は別チームなんですね。
カウンタースナイパーチームで運用歴があるのはレミントンM700、KAC M110(SR25)、アキュラシーインターナショナルのAICS(シャーシシステム)です。SR25については連射可能な中近距離用という感じで、ACOGを載せてロングレンジライフルと併用します。スポッター用ともいえます。
肝心のAICSといえばコレ。話題になりましたね。こんなに接写で撮られることも少ないので「イカつい!」となった人も多いんじゃないでしょうか。AICSはその名の通りシャーシシステムです。コンプリートモデルもありますが、M700のレシーバーと組み合わせて弾薬やらバレルやらアレコレバリエーションがあるので、ほとんどカスタムメイドに近いものと思われます。MK13は正確には軍での呼び名なのでコレをMK13と呼んでいいのかは分かりませんが、単にそう呼ばれていることも多いです。
16年に公開された取材映像です。ライフルの両面が分かる貴重な映像です。
編集されていて分かりにくいですが、2丁のAICSが登場します。基本は同じですが、黒人の隊員が使うものはレシーバーまでシルバー色です。両方ともM700の刻印が入っていることが分かります。
ボルトもシルバー色で、ボルト周りのレシーバーも長方形ではなく切り欠きが入っているタイプです。シャシーカラーはセージ(グリーン)。
こちらは18年頃です。ボルト周りが長方形になりボルトも黒色です。
レシーバーやボルトについては徐々に変遷していっている感じがするので当初は従来使っていたM700をそのまま移植したか、発展させたものかもしれません。M700については90年代後半の弾薬の仕様要求に『7mmレミントンマグナムを特注のM700レシーバーに使用する』との記述があります。現在のAICSでは300ウィンチェスターマグナムとされています。
動画の中で出てきたシルバーのボルトはこんな感じで切削痕があります。激渋です。これは是非真似してみたい・・。
一般品ですが、こんなのもあるみたいです。
こちらは20年頃。シルエット好きです。
スコープはシュミット&ベンダーのPM2です。そもそも入手できるかも怪しいちょっとした車が買えてしまう超高級スコープ・・!M700ではリューポルドのM1でした。スナイパーライフルは値段的にスコープが悩みの種ですね(泣)
ちなみにどの写真を見てもボルトハンドルをロック位置まで下ろさずすぐに引ける状態にしているのが分かります。CSなりのテクニックかもしれません。
近年ではAICSストックが肉抜きタイプになったものも存在します。スコープもPM2に加えてナイトフォースが登場しました。
スコープの先端はサンシェード?キルフラッシュ?でしょうか。
22年にウクライナのゼレンスキー大統領が訪米した時の写真です。よく見るとパターンがあって面白いですね。
それでは~。
YouTubeで『青の保安官』として雑談や製品解説などをのんびりやっています。配信告知はツイッターでしていますが、アーカイブには残らない仕様なのでよろしければチャンネル登録お願いします。
■青の保安官チャンネル(生放送、不定期配信)
https://www.youtube.com/channel/UCjPTXgZ4M1Ox1xpKyuCKMaA
【WEBショップ】
ツイッター:@ssignsgear
インスタグラム:#ssignsgear